想いトラベラー〜第2章〜

 

たっくん、手術無事終わったよ」

 

 

2015年11月、僕の元に1通のLINEが届いた。

 

 

 

 

 

そこには大量の鶴達が写った写真が送られてきた。

それは紛れもなく、東北の女の子からのLINEだった。

 

 

 

 

 

 

「たっくん手術無事に終わったよ」

「沢山の人達が応援してくれたお陰様で手術成功しました」

 

 

 

なぜか自然と頬にあたたかいものが伝わる

 

 

『泣いた』

 

 

 

沢山の人達の想いが遠く離れた土地の子へ

届いた瞬間だった。

 

 

 

 

 

そしてその数日後、1枚のハガキが届いた。

その東北の女の子からのお礼の手紙だった。

 

 

 

 

 

『嬉しい!』

 

 

『こんなにも嬉しいことってあるのか!』

 

 

 

 

 

そして僕は宣言した!

 

 

『やる!想いトラベラーやる!』

 

 

 

 

この手紙が想いトラベラー第2章の始まりになった。

 

 

 

 

『よし!今回は広島の原爆ドームに鶴届ける』

 

 

 

「おー!いいですねー!路上ですね!」

 

 

またもやみゆうちゃんの軽やかな返事が返ってきた。

 

 

 

2015年12月

あたりは次第に寒くなる。

急に冬の風が強くなった。

にも関わらず、僕らの路上はどこか暖かかった。

 

 

 

だが、冬の路上は人が少ない。

みんな足早に家に帰ってゆく。

 

 

 

なかなか前回のようには進まなかった。

20日後、なんとかみんなの協力のお陰で

1000羽鶴達が僕の元へと集まった。

 

 

 

『今回は糸に通す時間がないっ!』

 

 

『とりあえず持っていくよ!』

 

 

 

当時僕は学生だった。

週末しか時間がなく、来週末はテストなどの予定が詰まっており、その週しかチャンスがなかった。

 

 

 

 

前回より焦っていた。

 

 

なぜなら日曜日には広島の原爆ドームへと届けに行く予定が、土曜の朝の時点で全くと言っていいほど、糸を通せていなかった。

 

 

 

 

〜広島の路上の奇跡〜

 

 

 

【土曜の朝】

愛媛を出発し、

広島へとヒッチハイクで向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとうございます!お世話になりました!」

 

と言い、車を降りた。

到着したのは土曜の夕方。

 

 

 

 

急いで糸を通さねば、手伝ってくれる友達が8人程集まった。

愛媛、香川、大阪、東京、福島、色んなところからの友達が広島に来ていた。

※フットワーク軽すぎて、もうよくわかりません。

 

 

 

 

 

 

 

初の広島での路上。

 

そんなフットワーク軽すぎる、コミュ力高めの友達の影響か、、

1時間たってみると

またもや不思議な光景が視界に映っている。

 

 

 

 

初め10人のはずが、通りすがりの女子大学生、サッカーボールで世界を旅していた2人組のパフォーマーの方々

 

 

 

 

 

気づけばまたも20人やぐらいの方々が集まってみんなで鶴に糸を通していた。
 

 

 

 

自然と会話は弾む。

なんとも不思議な空間だ。

作業している時、なぜかみんな仲良くなるのが早い

 

 

 

 

2時間ほどで千羽鶴の鶴達が糸で繋がった。

 

 

『やったー!完成ー!!』

 

 

 

 

 

 

完成のお祝いにサッカーボールのパフォーマーの方々がパフォーマンスをプレゼントしてくれた。

 

 

 

 

〜広島で奇跡が起きた〜

 

 

 

 

 

 

 

そして日曜日、

無事に広島原爆ドームへと千羽鶴を届けて平和を祈ることができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎回感謝が溢れて言葉にならない。

『俺、また想いトラベラーやる!』

なぜか宣言したくなった。

 

 

to be continue…

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